導入事例:
畜舎カーテン自動制御システム
有限会社 竹下牧場 様
(北海道・中標津町)
「 全自動なので24時間365日、牛舎内環境を最適に保つことが出来ています。導入により、生産性が上がることは間違いありません! 」
北海道・中標津町で酪農を営む有限会社竹下牧場は「牛と、新しい関係を」をステートメントに、乳牛の飼育、自家製チーズ製造販売、ファームインなどの事業展開をしている。2018年には中標津町内にゲストハウス「ushiyado」をオープンするなど、ステートメント実現のため先駆的なチャレンジを行っている。
2021年8月現在、ホルスタイン種及びブラウンスイス種の乳牛を約340頭飼養し、1頭当たりの平均乳量は年間で9,500kg。飼養頭数の1割はブラウンスイス種であることが竹下牧場の特徴の一つでもある。今回は代表取締役の竹下 耕介さんにお話を伺った。
「17年前に牛舎を新築した当時から『牛にストレスを与えず、人も働きやすい牛舎』をコンセプトに新築設計しました。もともと2段式の手動カーテンなので冬場の開閉が困難なこと、また春秋の気温変化が大きい季節に調節が難しく、急な雨への対応などに課題を感じていました。」
牛舎内部の自動化は進めていたが、換気部分の自動化が次なる課題だと感じ、ダブルカーテンの導入を決めた。
「ダブルカーテンにした最大の理由は、冬の寒さです。中標津町という場所は、冬は気温が-20℃以下になり、地吹雪が多い地域です。もともと透明の1枚カーテンを使用していましたが、17年の間に何回か風で剥がされることや、牛舎中が凍り付いてしまうことがありました。」
次にカーテンを張り替えるときは断熱の出来るカーテンをと考えていたところ、GREEN LIGHTの畜舎カーテン自動制御システムのダブルカーテンに出会った。
「導入後は、風、雨、牛舎内部の温度センサーにより、カーテン開閉が全自動で行われるため、人の労働量が少なくなり、楽になりました。導入前、台風の時はカーテンを全閉していましたが、このシステムは、牛舎に入ってこない雨の場合は開いている。すなわち、雨センサーにより、牛舎に入ってくる雨の時は閉まるし、そうでなければ開いている状態になります。それを全自動でやってくれるのはとてもありがたいです。」
畜舎カーテンは牛舎内の換気や温度調整の役割を果たすものであり、牛舎内部を一定の環境に整えるためにそこで働く人が感覚で調整していることが多い。しかし日中と朝晩の気温差が大きい春や秋といった季節では、そこにかかる労力も大きくなるのが現実だ。畜舎カーテン自動制御システムの場合、牛舎内の温度・雨量・風速を数値化し機械が仕事をするため、人がいないとき、例えば朝晩が冷え込んでも自動的に動作し、牛舎内は一定の環境に保たれるということになる。
「全自動で調整してくれるということは、牛舎内部の環境が24時間自動最適になるということです。また、人間の感覚も重要ですが、それを数値化して機械に任せられるところは任せるというのも今後の酪農のやり方の一つとしてありだと思っています。導入すると生産性が上がることは間違いありません!」
<導入プロダクト:畜舎カーテン自動制御システム・ダブルカーテン>