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導入事例:
FLAP DUCT

株式会社 伊藤デイリー 様
(北海道・鶴居村)

「 通常の陽圧ダクト換気と異なる点は「仔牛の寒冷ストレスがないこと」。実際にエネルギー効率が改善され、増体が良くなりました。 」

北海道の東部・鶴居村にある株式会社伊藤デイリーは昭和初期から酪農を始め、2007年12月5日に法人化。“働く人が自分たちの仕事に誇りを持ち、酪農に携わってよかった”と思える仕事にしたいという想いから、労働環境や生産性を見直し「休める酪農」を実現した。また、安全・安心な牛乳を生産するため「土作り・草作り」「牛が喜ぶエサ作り」「牛に優しい環境」に重点を置いている。

2021年4月現在では、ホルスタイン種の乳牛を約1,100頭(成牛600頭、育成牛500頭)飼養。1日の出荷乳量は約8tで、1頭当たりの平均乳量は35kg。2020年からは、和牛の受精卵を利用した和牛生産も開始している。
今回は牧場業務を統括する伊藤デイリー 常務取締役の伊藤 康宏さんにお話を伺った。

「ホルスタイン、F1、黒毛和牛の育成と真夏や真冬の人間の作業性改善のため、哺育舎・育成舎合わせて3棟を新築しました。1か月あたりの分娩頭数は50~60頭で、それらを哺育・育成していくことになります。」

これまで仔牛は生後2週間までプレハブで飼養していたが、呼吸器肺炎と診断されることが多々あり、「換気」に課題を感じていた。一度肺炎になると、成牛になっても影響が大きい。仔牛の時期から肺炎「予防」が大切だと哺育担当者と話していたところ、季節に関係なく最適な換気が可能なFLAP DUCT®に出会い、導入を決意。新築牛舎は自動哺乳ロボットを導入するなど、設計意図に沿ったこだわりが随所に見られるが、FLAP DUCT®もその一つである。

「2月の寒い時期から稼働しました。鶴居村の2月は-20℃~-25℃になりますが、舎内は一番寒い時でも-10℃ほど。外よりも暖かく、なおかつFLAP DUCT®で換気しているので、冷たい空気が直接当たらない。結果、仔牛のエサのエネルギー効率が改善され、増体の数値が良くなりました。また、空気の循環が滞らないので仔牛が病気にならず、管理が楽になりました。」

実は牛舎が先に完成し、FLAP DUCT®施工前に仔牛を入れ、運用を始めることになった。その時の換気方法は手動でのシャッター開閉のみ。その後、FLAP DUCT®を導入すると驚きの変化があったそう。
「FLAP DUCT®導入前は、建物の中だしこんなものだろうと思っていました。しかし、FLAP DUCT®の稼働を始めたら“人の作業性”と“仔牛の状態”に変化がありました。一つ目は、自動換気なので人間がシャッターの開閉する必要がなく、作業性が向上したこと。二つ目は、仔牛の咳が明らかに減少したことです。」

「FLAP DUCT®と通常の陽圧ダクト換気の異なる点は、仔牛の寒冷ストレスの有無が挙げられます。通常の陽圧ダクト換気の場合、冷たい空気が仔牛に直接当たり寒さを感じてしまいます。しかし、FLAP DUCT®は仔牛が風を感じない程度の風速で稼働するため、そのストレスが無い。寒い日でもFLAP DUCT®の下で寝ている仔牛がいることが、それを証明していると思います。」