インターン日誌 9/7
こんばんは!インターン生として菱中産業株式会社にお世話になっている市川と申します。
今後はインターン生が持ち回りで毎日ブログを更新する予定です。よろしくお願い致します!
9月1日からインターンがスタートして早くも1週間が経過しました。
天気はずっとスッキリとしない曇りですが、初めて会う仲間や面白い十勝の大人たちとの交流や社内研修、デイキャンプなどイベントが目白押しで非常に刺激に溢れ、充実した時間を過ごすことができています。
2週目の初日、9月7日はロケット打ち上げで有名な大樹町にある坂根牧場さんを訪問いたしました。
坂根牧場さんはアニマルウェルフェア畜産協会の認証を受けていて、「牛と人を幸せにする牧場」を理念にして放牧酪農をなさっています。
生乳の製造のみならず、チーズの販売、放牧牛肉の販売などを行なっている、いわゆる6次産業化に取り組む先進的な酪農家さんです。
この日は午前中には酪農の体験、お昼には坂根社長のご自宅の裏で焼肉をさせていただき、坂根社長の経営理念やアニマルウェルフェアについてのお話を伺うことができました。
私たちは7日の午前4時に宿泊先から出発し、5時半から生乳の搾乳、牛舎の清掃、仔牛への哺乳など酪農の作業を経験させていただきました。
酪農体験はインターン第1週目にすでに経験済みでしたが、牛は人間と同様に生理現象や意志を持つ存在ですので、思うように扱うことのできない難しさをまた実感しました。
搾乳を嫌がって足をばたつかせる牛を落ち着かせたり、重機を用いての牛舎の糞尿を清掃する作業など、普段漠然と飲んでいる牛乳の生産の裏側には、こんなにも苦労があるのかと驚かされました。
酪農家の皆さんは毎日早朝から夕方まで、そのような牛と共にある仕事をされているため、尊敬の念が止みません。
午前中酪農体験をさせていただいた後の焼肉では、坂根牧場で生産された牛肉をいただきました!素材の味が超一流なため、塩胡椒とハーブだけでも最高の味わいでした。
お肉をみんなで囲みながら、坂根社長は酪農経営、アニマルウェルフェア、家族経営でありがちなことなどについてお話ししてくださいました。
私にとって特に印象に残っているストーリーは最後の「家族経営あるある」です。
坂根社代表によると、先代の父親から牧場を継いだ後継者は「父の経営を超えたい」「自分の経営の成果を出したい」という思いから先代と関係が悪化し、結果として先代との抗争に労力を割き、良い経営ができなくなる傾向にあるそうです。
坂根代表は皆が気持ちよく働けるようにするため、自分の理念を理解してもらうために常に家族とは良い関係を構築するように心がけているそう。私たちインターン生は現在、社内の交流を活発化させる戦略を生み出している最中ですので、今後参考にしたいと思います。
また、GREEN LIGHTの現在の販売戦略についても、生産者のポジションから率直な意見をバシバシしてくださったことも非常にありがたかったです。
真面目なお話も面白く語ってくれる気さくで勉強熱心な坂根代表とお話することで、我々も刺激をうけ、プロジェクトへの新しい視点を得ることができる1日でした。
貴重なお話と美味しいお肉を本当にありがとうございました!